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今夜は街全体が凄い喧騒でゲリラ戦か、殺りくか、集団ヒステリーか・・・
悲鳴やら、銃声やら、サイレンやら
とにかくいろんな音が聞こえて
何だか大勢の人がパニック状態なのは間違いない。
うん、ただならぬ事態である。
私の乳母や(白人の老婆)が
その様子を見に行くと言って家を出た。
1人取り残された私は、とても心細かったが、
家を出て行くときの乳母やの異常な薄ら笑いに、
今、外で行われている悪い事との繋がりを直感してもいた。
「あの人、ワルモノの仲間だ」
「逃げなきゃ!」そう思った矢先、
突然、家の庭から見知らぬ男性が逃げ込んできた。
彼は血まみれだった。
私「キャー!」
男「た、助けてくれ!」
良く見ると、
彼は、胸からおヘソくらいにかけて
胴体の前面をまあるく切られていた。
まるで人体模型のパーツみたいに、
お腹の表面がパカッと外れて
今にも中身が飛び出してきそうだった。
私「これは、一度、その蓋(胴体のパーツ)を開けて
なかの内臓を洗浄してから、縫わなきゃダメだよ。」
彼はそのパーツが落ちないようを片手で抑えながら
私に馬乗りになる。身動きが取れない。
男「今すぐやってくれ、仲間を助けに行かないと」
血がポタポタ私の顔にかかった。
私は意外と冷静に手術をはじめた。
なぜか手術道具一式持ってるし。
私は下から見上げるようにして
彼のお腹の切り口に沿ってパカッと外した。
血の雨が顔に降り注ぐ。
中身を確認。内臓異常なし。
私「うん、案外汚れてないみたい、
すぐ縫っちゃうね。急がなきゃ!乳母やが戻ってくる。」
一刻を争う大手術だ。
私はパカッと外したそのまあるいお腹の表面パーツを、
手際よくパチッとはめ込み、いざ、縫合。
人間の皮って弾力があって縫いづらい。
う~ん、針に肉がくっついてくる。
麻酔がないので痛さに悶絶絶叫する男。
それでも無理な姿勢で手術は進む。
結構な力仕事。滴り落ちる血と私の汗で手がすべる。
しばし奮闘。
私「できた!」
彼が唸りながら起き上がる。
完成品の男の体を眺める私。
私「あっ、ごめん!
間違えて上下逆さまに縫っちゃった(>_<)!」
目の前の男は、
股関節のすぐ上あたりに、
2つの乳首がポチッポチッと・・・
男「もうこれでいいよ、早くここから逃げださなきゃ」
私「ダメだよ、やっぱり直さなきゃおかしいよ!
だってほら、乳首がこんな下にあるんだよ!
おへソが首の下にあるじゃん!だめ!
ひっくり返さなきゃ!すぐやり直す!」
訴える私は真剣そのもの。
どう考えてもギャグなんだけど
笑える雰囲気ではない。
この夢はシリアスなのだ。
男「じゃあ、さっさとやってくれ」
私はハサミで今縫ったばかりのお腹の糸を
パチンパチンと音を鳴らして切っていく。
縫うよりも一苦労。
ようやくお腹のまあるいパーツが取り外された。
なんか車体の下に潜り込んで作業する修理屋みたいだ。
さて、どうにかこうにか再手術。
がしかし、さっきまであった手術用針と糸が見当たらない。
私「仕方ないから裁縫用で縫うからね」
チクチクチクチク・・・。
手馴れたもんでペースが速い。
っていうか、裁縫用のミシン糸だと
肉がくっつかなくて縫い易いようだ!
(夢の中で凄い発見だ!本当か?)
ふと気づくと、
部屋の片隅に乳母やが立ってこちらを見ていた。
手には血塗れた剣を持ち、
かえり血を大量にあびている。
私「ひっ!」
男「あいつだ!逃げろ!」
ピピピー
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へんてこな夢~(笑)!
目覚めてから
こうして文にしてみると
血みどろでグロいけど、
夢の中では凄く淡々としていて、
全然怖くもなかったし、真剣そのもの。
緊急事態って感じだったな~。
久々に映画みたいな夢を見れて楽しかった。
思い出して何がウケルって
乳首が下についてるカット。
何も逆さまにはめ込む事ないじゃんね、私ったら!
そんな潜在意識があったなんて驚き(笑)
こんな展開の発想は、起きてるときじゃ思いつかんよ。
あれから乳母やと戦ったのかなあ。
男が助けてくれるんだろうな~、
でも縫いかけだったから、
パーツめくれちゃったりしちゃうよなあ。
目覚ましが聞こえてきて起きちゃったんだよねえ。
もったいない。
昔、ガス室に閉じ込められた夢を見た時
本当に毒ガスの匂いを嗅いだの!
すごくない?
多分、布団の中に天然ガスが充満してたんだろうけどさ。
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